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39件の議事録が該当しました。

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2020-06-04 第201回国会 参議院 法務委員会 第11号

故意は内心の心の中の問題なので、結局はその外形的な行為で推測をされるということになってしまうわけですが、こうやって因果関係を緩く解釈することが行き過ぎると、あるいはこの改正法に形式的に当てはまっていけば、自動車運転過失致死罪として非難されるべきか、あるいは危険運転致死罪として非難されるべきかの際に、ややもするとこの危険運転致死罪の方で起訴される方向に傾いていくのではないか、検察官の、言葉を換えていくと

柴田巧

2020-06-04 第201回国会 参議院 法務委員会 第11号

平成十三年に危険運転致死傷罪創設された際、その法定刑上限につきましては、本罪が危険な自動車運転行為により人を死傷させた場合における暴行行為に基づく傷害あるいは傷害致死罪特別類型としての性質をも有していること、自動車運転という事柄の性質上、一回の事故で多数の死傷者が生じ得るが、その場合も観念的競合となるので加重処罰されないことなどに鑑み、傷害傷害致死罪と同程度としつつ、危険運転致死罪の法定刑

川原隆司

2020-06-02 第201回国会 参議院 法務委員会 第10号

結果を重視し過ぎると、先ほども触れましたが、いわゆる冤罪といいますか、非常にそういったことが起き得るんではないかと思っていまして、また、この自動運転過失致死傷罪として非難されるべきか、あるいはこの危険運転致死罪として非難されるべきかのときに、この致死罪の方でしようということで検察がすれば、そういうふうに傾きやすいのではないかと思われますが、この点、どのようにお考えになっていらっしゃるかと、もう一つだけ

柴田巧

2020-06-02 第201回国会 参議院 法務委員会 第10号

先ほどの他の先生方の質問にもお答えしましたが、例えばイギリスでは、従前二つに分けていたのですが、これが高速運転等に伴って生じた場合には、イギリス道路交通法に所定の危険運転致死罪が成立するという裁判例が出ていますので、その部分では同じになっていますが、繰り返しますが、その攻撃的な運転道路上の憤激をするということに着目されていて、それは心理学的な側面が重要視されているからだと思います。

今井猛嘉

2020-06-02 第201回国会 参議院 法務委員会 第10号

危険運転致死罪の適用をめぐって、先生の論考の中に、この適用をめぐって罪刑法定主義に反する疑いというような言葉があったんですけれども、申し訳ないんですが、この疑いというのは、罪刑法定主義に反するという言い方じゃなくて、ちょっとファジーになっているんですけれども、その辺りは先生のどういった意図でやったんでしょうか。

高良鉄美

2020-05-29 第201回国会 衆議院 内閣委員会 第15号

なお、昨年中の死亡ひき逃げ事件検挙件数は百二十八件でございましたが、このうち七件につきましては現に危険運転致死傷罪適用して送致したところでございますので、やはり一定数、危険運転致死による死亡ひき逃げ事件というものもあるわけでございます。  私どもといたしましては、今後とも厳正かつ適正な捜査に努めてまいるようにしたいと考えているところでございます。

北村博文

2020-05-27 第201回国会 衆議院 法務委員会 第12号

一方で、特に悪質な類型について、例えば危険運転致死罪が適用されない場合、先ほど橋爪参考人がおっしゃったことは全く私も同意見なんですけれども、過失犯として処罰する以外に、特に悪質な行為が行われた場合は、実際はより別の、自動車運転に関する罪以外で、暴行ですとか傷害罪ですとか、そういった適用が実際に検討されている事例もあるという認識です。  

久保有希子

2020-05-27 第201回国会 衆議院 法務委員会 第12号

この事件自体は、現時点では因果関係解釈によって危険運転致死罪の成立は肯定されるという結論になっております。直前の停止行為それ自体現行法危険運転行為には当たらないとする一方で、その前の、当初のあおり行為現行法危険運転行為に該当するものであり、死亡という結果はその危険が現実化したものであるという解釈のもとで因果関係が肯定されております。  

久保有希子

2013-11-12 第185回国会 参議院 法務委員会 第4号

ただ、その上であえて申し上げますと、まず第四条の罪につきましては、現在のアルコール影響による危険運転致死罪の一年以上二十年以下の懲役という法定刑との差は幾らか残りますが、この四条の罪が成立し、その場合はほぼ間違いなく道路交通法違反救護義務違反の罪が成立いたしますので、その併合罪加重により処断刑が十八年以下の懲役となりますことから、これによりまして、危険運転致死傷罪による重い処罰を免れるために、人

稲田伸夫

2013-11-12 第185回国会 参議院 法務委員会 第4号

政府参考人稲田伸夫君) なかなか、ひき逃げ等事案発生というのは様々な要因によって左右されるところがございますので、ストレートに新たな罪の創設によってどの程度罪がというか、犯罪発生が減少するかお答えするのは難しいところはございますが、いずれにいたしましても、危険運転致死罪の二十年以下と法定刑で僅か二年とはいえ差があるものの、やはり十八年以下というかなり重い罪で処断されることになりますことからいたしますと

稲田伸夫

2013-06-21 第183回国会 衆議院 法務委員会 第20号

したがいまして、危険運転致死罪よりも軽い刑しか科すことができないという状態が生じるわけでございます。  したがいまして、アルコールまたは薬物を摂取し、このような死傷事故を起こした後に、危険運転致死傷罪による重い処罰を免れるために、救護義務違反の罪を犯してでも事故現場から逃走するという状況が、不幸にして生じ得ることになります。

今井猛嘉

2013-06-21 第183回国会 衆議院 法務委員会 第20号

何とかして危険運転致死罪の適用を求めたい旨を初めて弁護士に相談すると、意見陳述があることを教えてくれました。  その意見陳述のために奄美大島の裁判所に行くことになるのですが、そこで検察官は、私たちの顔を見るなり、自分が出した求刑に文句を言われたことは今までに一度もない、逃げ得と言うのであれば、署名活動でもして法律を変えなさい、これが検察官の第一声でした。その言葉は今も忘れることはありません。  

佐藤悦子

2013-06-19 第183回国会 衆議院 法務委員会 第19号

先ほども申し述べましたけれども、この危険運転致死、故意認識対象がものすごく難しい、立証も難しいということで、適用されてこなかった例も多数あるわけでございまして、こうやって新しい類型ができ上がるということは本当にいいことだというふうに私自身は思っております。今後は、これの運用状況を見守った上で、私自身も随時取り組んでまいりたいなというふうに思っております。  ありがとうございます。

椎名毅

2013-06-04 第183回国会 参議院 法務委員会 第8号

ただ、これは罪名によってかなり実は違いまして、殺人では約一四・三%、それから危険運転致死では約三二・三%、それから強盗致死ないし強盗殺人では約二三・八%、それから自動車運転過失致死では約九・二%と。やはり被害者がお亡くなりになっている事件では比較的利用率が高いという状況にあるように見ております。

谷垣禎一

2012-08-07 第180回国会 衆議院 法務委員会 第12号

そして、二〇〇七年に、業務過失致死の中から、危険運転致死に入らないけれども、自動車運転過失致死傷罪についてだけ五年から七年に引き上げた。  悪質な交通事件が多いというのが一つこの背景にあるわけですけれども、実際には、この危険運転致死傷罪というのは、法律はできましたけれども、使い勝手が余りにも悪いだけじゃなくて、現場で見ると、余りにも社会的な常識に、国民常識に合わないところが多過ぎる。

平沢勝栄

2012-08-03 第180回国会 衆議院 法務委員会 第11号

○大口委員 危険運転致死罪でありますと、法定刑上限懲役二十年ですね。一年以上の有期懲役ということですから。これに問えない場合、最高懲役七年の自動車運転致死傷罪が問われる。  しかし、自動車運転致死傷罪処罰する場合、仮に道交法違反との併合罪を考慮するとしましても、例えば酒酔い運転の場合は懲役五年ですが、併合罪上限懲役十年六月ですね。

大口善徳

2012-03-07 第180回国会 衆議院 内閣委員会 第2号

極めて悪質なケースで、それで危険運転致死適用しようとしたけれどもなかなかできない、こういうことですね。  では、法務省に聞きます。  まず、危険運転致死傷罪というのは二〇〇一年に新しくできた犯罪です。これは、今までは交通事故過失だったんだけれども、悪質なものは故意にしようということで、二〇〇一年に刑法改正してできた法律ですけれども、できたときのいきさつを教えてください。

平沢勝栄

2012-03-07 第180回国会 衆議院 内閣委員会 第2号

○滝副大臣 確かに平沢議員がおっしゃるように、福岡地裁あるいは福岡高裁、そして最高裁の一連の流れを見ますと、最初、福岡地裁での判決は過失致死傷罪ということでございましたのが、高裁最高裁、いずれも危険運転致死罪というふうに変わってきておりますから、そういう意味では、判例も少しずつ、条文についての解釈はある意味では確定してきたと言ってもいいような状況ではないかということは、御指摘のとおりだろうと思います

滝実

2012-02-29 第180回国会 衆議院 予算委員会 第18号

名古屋における事案につきましては、御遺族の心情を第一に考えますと、このような事案については危険運転致死傷罪適用すべきとの声があること、また、危険運転致死罪の適用を求める約三万人の署名が集まっていることも承知しております。  また、危険運転致死傷罪創設の際、委員指摘のように、その対象を不当に拡大し、濫用すべきではないとの国会での附帯決議や御議論があったことも承知をしております。  

松原仁

2010-04-20 第174回国会 衆議院 法務委員会 第8号

今回の御提案を申し上げている改正案で言えば、そのひき逃げ部分、つまり救護義務違反部分だけ取り出せば法改正対象にはなってはおりませんけれども、今申し上げたような危険運転致死罪であるとか自動車運転致死罪については公訴期間延長するということになってございますので、一般的に言うと、その範疇で対応できるものというふうに考えております。

加藤公一

2010-04-06 第174回国会 参議院 法務委員会 第8号

そういう意味では、御趣旨、それからひき逃げ事件被害を受けた皆さんにとっては大変なことではございますけれども、仮にその救護義務違反のみならず、危険運転致死でありますとか業務過失等がありますと、自動車事故危険運転などがありますと、それはその犯罪が併せて処罰対象となりますので、そちらの意味では公訴時効延長ということが制度的には担保されるということになります。  

千葉景子

2010-04-06 第174回国会 参議院 法務委員会 第8号

廃止以外でも、もう先生もよく御理解をいただいているものと思いますけれども、今回公訴時効期間を倍に延長するというものもあるわけでございまして、たまたま単純な過失致死については対象外になっておりますけれども、先ほど来御議論のある強姦致死についても例えば十五年から三十年とか、あるいは危険運転致死についても十年から二十年、自動車運転過失致死についても五年から十年というふうに延長もしてございますので、いや、もっと

加藤公一

2010-04-06 第174回国会 参議院 法務委員会 第8号

○副大臣加藤公一君) この救護義務違反、いわゆるひき逃げ発生をするということになりますと、自動車運転過失致死罪なりあるいは危険運転致死罪なりがあって、それに加えてひき逃げ救護義務違反発生をするというふうに理解をいたしますと、その自動車運転過失致死罪あるいは危険運転致死罪につきましては、今回の法改正によって公訴時効期間を倍に延長するということにさせていただいております。  

加藤公一

2008-11-14 第170回国会 衆議院 法務委員会 第2号

それは、裁判員重大事案にかかわるということで、殺人強盗、放火、危険運転致死罪などという過程の中で、心理的な不安をどう抱えるかということがございます。特に、死刑というものを決定するという世界に類を見ない協議に加わる、その心理的な負担というのは非常に想像を絶するものがあるのではないかというふうに考えております。現在、どのような対策がなされているか、お伺いをしたいと思います。

赤池誠章

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